週末、時間があったので思い立って、竹細工の箸を作ってみることにしました。あまり深く考えずに、手元にある竹の端材を使い、思いつくままにナイフで削っていきました。
竹細工の箸。シンプルなやつなんで難しくはありませんが、シンプルだからこそ凝りだすとはまってしまいます。微妙なフォルム?や、持った時の手の感触など…、しっくりとくるまで、仕上げていきました。
竹をナイフで削る時の手に伝わってくる小気味良い感覚は、とても気持ちいいものです。
緑色の皮の側を削る時は、スーッ!と滑らかにいきます。
内側の白い部分は固く、ザクザクッ!と削れる。
この感じが、また たまりません。何とも言えない、手と道具でモノを作っているという感覚があります。
人間の原始的な本能みたいなところに、響いてくるという感じです。リアル感というのかもしれません。最近は、薄れがちな感覚だと思います。
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ついでに、久しぶりにナイフで鉛筆削りをしてみました。
鉛筆を使う機会は少なくなってるけど、スケッチとかラフを描く時には欠かせない。
昔はよくこうやって、色々な濃さの鉛筆の先端を色々な形にして、種々の線を描く時に使い分けたりしてました。デッサンしたり、クロッキーを描いたり。
A4の紙全体にフリーハンドで1mm方眼を引く練習とかもしました。これには、超集中力が必要で、きれいに仕上げるのはかなり難しい…。
上手くいかないとハレーションを起こして見える。上手くいくと、これがなかなか気持ちいい。
色んなことを思い出しましたが、最近は、必要な時に慌てて鉛筆を削るということが多いので、たまには、まとめて集中して鉛筆削りを楽しむのもいいかなと思いました。
集中力を高めることができるので、仕事がドタバタしている時に、一度気持ちをリセットするのにも いいかもしれません。
竹細工の箸と鉛筆削り。通しで3時間位掛かってしまいましたが、超集中モードで充実したひと時でした。