清水港で行われていた路上でのチョークアートのイベント。アーティストがメインの作品を描きながら、その周りでは、こどもたちが一緒になって自由に絵を描いていました。
キャンバス的には、6畳位の大きさだろうか?
アスファルトのザラザラ感とチョークの風合いがよく合わさって、なかなかいい感じ。複数の色のチョークを重ね塗りして、指でこすり合わせながら、微妙な表現を施していきます。
アーティストが黙々と描きながら、こどもたちは、「すごいなぁー!」「じょうずだなぁ。」と横目で見ながらも、自由闊達にチョークを動かす。結局、そのメインの作品のこともお構いなしに、どんどん書き込んでいく。
それはそれで、アーティストも全く気にしない。そのアートのセッションみたいな感じが、何とも面白い。
写真に撮る形では残るかもしれないが、原画としては残らない作品だ。ちゃんとしたキャンバスに描く作品と違って、その作品のそんな刹那的なところが相俟って、印象深く心に残りました。
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以前、スーパーマーケットの新規業態を立ち上げる時に、プロモーション計画の中で、チョークアートを使ったインストアツールを展開したことがあります。
独特な世界観のある表現方法なので、テーマとフィットすれば、高いパフォーマンス効果を発揮します。
何となく、カフェとか雑貨屋さんとかによく合うビジュアルというイメージがあるような気がしますが、その他にも、街づくりのVI計画(ビジュアル・アイデンティティ)に展開したりなどというように、従来のイメージの枠から飛び出して、更に、自由な表現方法になっていくのではないでしょうか。