二十四節気|絵こよみ 其の二十一「立冬」

二十四節気の「立冬(りっとう)」は、山や里に冬の気配が感じられる頃。木々の葉は落ち、冷たい風が吹き、冴え冴えと澄み渡る夜の空には煌煌と月の輝きが広がっています。

仕事の交流会への参加で、伊豆の天城湯ケ島の方に出掛けましたが、先日の台風の爪痕が所々に残っています。山肌はちらほらと色付き始めていましたが、本格的な紅葉は もう少し先のよう。

 

「立冬(りっとう)」もみじ色づき始める

「立冬(りっとう)」もみじ色づき始める

 

暦の上では、秋から冬へと季節が変わりました。ここからの気候の様変わりは早く、気忙しさも膨らんでいきます。今年の冬の寒さは如何程か、お手柔らかにと願いながら冬の仕度を急ぎます。

 

どんぐり

 

山道を散策していると、道の脇にある苔むした石の上にはドングリで文字が綴られていました。ドングリを丁寧に一つ一つ並べて表した文字からは、並べた人の色んな思いが伝わってきます。

「立冬」における七十二候は 次の三候

 

初候「山茶始めて開く(つばきはじめてひらく)」

山茶花(さざんか)の花が咲き始める、新暦11月7~11日頃

11月7日は「鍋の日」。1(い)1(い)7(な)べの語呂合わせではありますが、グッドタイミング。鍋料理の美味しい季節に入りました。

 

次候「地始めて凍る(ちはじめてこおる)」

地が凍りはじめる、新暦11月12~16日頃

今年の鍋のトレンドは、激辛ブームが長く続く中、フレッシュなスパイスを楽しむ「生スパイス鍋」と辛さやエスニックを楽しむ「辛旨スパイス鍋」などに注目。

 

末候「金盞香し(きんせんこうばし)」

水仙の花の芳しい香りが漂う、新暦11月17~21日頃

水仙の中央の黄色い部分を金盞(金の盃)に見立て、周りの白い花弁が銀の台。雪の中でも美しい花を咲かせる縁起の良い花は、お正月の生け花にもぴったり。

二十四節気|絵こよみ 其の二十「霜降」

二十四節気の「霜降(そうこう)」は、朝夕にぐっと冷え込み霜が降りる頃。山々から段々と平野にも広がります。草木は赤や黄に染まり、山々は粧い(よそおい)を始めます。

結婚式の多い季節でもあります。先日、後輩の結婚式に出席しましたが、ちょうど台風19号が通過する時で、どうなることかと心配しました。何とか予定通りに行うことができて良かったです。

 

「霜降(そうこう)」カサブランカ

「霜降(そうこう)」カサブランカ

 

式場には、カサブランカ(花言葉「祝福」)が上品な佇まいで飾られていました。白い大輪の花は気高く、オレンジ色の大きな花粉をアクセントに、芳しい香りを漂わせます。

 

南天(2)

 

さあっと降っては晴れる「時雨(しぐれ)」の空模様。そんな中で、南天の実は赤味を帯び始めています。葉の一部も少しずつ色付きを始め、冬の仕度に入ろうとしています。

「霜降」における七十二候は 次の三候

 

初候「霜初めて降る(しもはじめてふる)」

霜が初めて降りる、新暦10月23~27日頃

富士山では、22日午後に初冠雪を観測。平年より22日遅く、昨年と比べると26日遅い。

 

次候「霎時施す(しぐれときどきほどこす)」

時雨が降るようになる、新暦10月28日~11月1日頃

10月30日は「初恋の日」。明治29年(1896年)10月30日に発表された島崎藤村の詩「初恋」に因んでいます。

 

末候「楓蔦黄なり(もみじつたきなり)」

紅葉や蔦が色づく、新暦11月2~6日頃

草木が赤や黄に染まることを「紅葉つ」「黄葉つ」(もみつ)と言い、「もみじ」の語源になっています。秋から冬へ、その色合いは深まります。