絵こよみ「春分」二十四節気 其の四

二十四節気の「春分(しゅんぶん)」は、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜が同じ長さになる頃。暖かい寒いが入れ替わりですが、ひと雨ごとに気温も安定してきます。

たんぽぽの花の周りには、春をキャッチしたミツバチたちが飛び回り、美味しそうに蜜を吸っています。暫くすると、蜜でプクッと重くなった身体を羽ばたかせながら、満足そうに辺りを回遊しています。

 

二十四節気「春分(しゅんぶん)」たんぽぽとミツバチ

二十四節気「春分(しゅんぶん)」たんぽぽとミツバチ

 

たんぽぽは、漢字では「蒲公英」と書きます。蕾の形が鼓に似ているところから、別名「鼓草(つづみぐさ)」とも呼ばれています。その鼓を打つ音が「たんぽぽ」の語源にもなっているようです。

 

 

「春分」における七十二候は 次の三候

 

初候「雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)」第十候

雀が枯れ草などを集めて巣を作り始める、新暦3月20~24日頃

巣作りを始めた雀たち。居を構えると、青天を自由気ままに飛び回ったり、畑の周りを跳びはねながら日向ぼっこやお喋りに興じてみたり、葉が生い茂った草木の中に隠れてみたり‥、春の陽気を楽しんでいます。

 

次候「桜始めて開く(さくらはじめてひらく)」第十一候

各地で桜の花が咲き始める、新暦3月25~29日頃

ふんわりと咲いて、儚く散っていく桜の花。その美しく咲いている花時に、桜の花を愛でる私たちは、穏やかな気持ちになり、懐かしい思い出なども蘇らせながら春を感じます。

 

末候「雷乃声を発す(かみなりこえをはっす)」第十二候

春の訪れを告げる雷が鳴り始める、新暦3月30~4月3日頃

「春雷(しゅんらい)」は、恵みの雨を呼ぶ兆し。ひと鳴りふた鳴りほどで止む短いものが多い。春になり初めて鳴る雷が「初雷(はつらい)」、冬ごもりの虫を起こす「虫出し」など、暦に倣って呼ばれる雷も。

 

仲春_二月_如月

仲春

旧暦二月(新暦三月)

如月(きさらぎ)

 

まだ寒さが残っていて、衣を重ね着する(更に着る)月の意。

「衣更着」とも表します。

木芽月(このめづき)と呼ばれることも。

 

「二十四節気(春分)」土筆

 

近所を散策していると、足元で可愛らしい土筆と出会いました。草むらの中でニョキッと伸びるその姿は、いかにも春を先取りして顔を出しているかのように…、ちょっと誇らしげに見えます。

 

◆ ノート | 暦で、話を咲かせよう。「日本の旧暦」

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