二十四節気|絵こよみ 其の七「清明」

二十四節気の「清明(せいめい)」は、全てのものが清らかで生き生きとする頃。窓の外からは、心地よい春風が草木を揺らし奏でる音が聞こえてきます。思わず耳を澄ませます。

咲き始めた山桜の樹々の中からは、ウグイスやヒバリたちの歌声が、晴れ渡る里一杯に響き渡ります。二十四節気は、見て楽しむだけではなく、音からでも感じることができます。

 

二十四節気「清明(せいめい)」八重紅枝垂

二十四節気「清明(せいめい)」八重紅枝垂

 

近所の道端では、一本の椿の中に、ぷっくりとまんまるに赤味を帯びた蕾を見つけました。春を待ち侘びて、今にも咲き誇らんとしているかのような嬉しさが満ち満ちています。

 

二十四節気「清明」椿

 

身近なところでも春を感じることができます。新型コロナウイルスの感染拡大の防止のために、お花見にわざわざ出掛けるのは自粛しておきましょう。今やるべきこと・大切なことを皆で認識しましょう。

「清明」における七十二候は 次の三候

 

初候「玄鳥至る(つばめきたる)」

南から海を渡って燕がやってくる、新暦4月4~8日頃

鳥たちの飛び方にも色々ありますが、燕の飛び方は、とても美しいと思います。その飛ぶ姿と、速さ・キレ・軌道は、滑らかに無駄なく流れるようで、いつも見惚れてしまいます。

 

次候「鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)」

日が暖かくなり雁が北へ帰っていく、新暦4月9~13日頃

南から海を渡って燕たちがやってくれば、雁たちは北へ帰っていきます。地球を俯瞰的に見ることができれば、季節の変わり目のダイナミックな動きを、もっと感じることができるかもしれません。

 

末候「虹始めて見る(にじはじめてあらわる)」

春の雨上がりに空には初めての虹がかかる、新暦4月14~19日頃

春の空気もひと雨毎に潤い、美しい虹が見られるようになります。景色の中に、七色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)の架け橋を見つけると、思わず声をあげてしまいます。

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