二十四節気|絵こよみ 其の三「立春」

二十四節気の「立春(りっしゅん)」は、初めて春の兆しが現れてくる頃。晴れ渡った空のもと、日陰はまだまだ寒いですが、日向にいるとポカポカと春の心地良さを感じます。

季節の分かれ目という意味の「節分」は、本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日の年に四回。旧暦では、立春が一年の始まりでもあったことから、その前日は大晦日と同じ意味合いで大切にされてきました。

 

「二十四節気(立春)」紅梅

「二十四節気(立春)」紅梅

 

仕事の行き帰り、道端の紅梅の蕾が花開き、その色合いと香りに心がほっこり。草木が芽吹き、花が咲いて、鳥がさえずる春は、季節の移ろいを一番楽しませてくれます。

 

スライド写真(立春)

 

川の水辺を歩いていると、岩場から岩場へと楽しそうにピョンピョン飛び回っているハクセキレイが一羽。せせらぎの光と音の中で、小さな虫たちを啄ばんでいるのでしょうか?

「立春」における七十二候は 次の三候

 

初候「東風凍を解く(とうふうこおりをとく)」

暖かい春風が吹いて川や湖の氷が溶け出す、新暦2月4~8日頃

春の散策は、色々な発見に満ちている季節でもあります。仕事に追われていたり心に余裕がないと、その発見を見過ごしてしまうことも。そんな勿体ないことがないようにと思います。

 

次候「黄鴬睍睆く(うぐいすなく)」

春の到来とともに鶯が美しい鳴き声を響かせる、新暦2月9~13日頃


鶯(うぐいす)は、春告げ鳥とも呼ばれます。冬の間は山の中で過ごし、春の訪れとともに人里の方に下りてきます。耳を澄ませば「ホー ホケキョ」という美声が聞こえてきそうです。

 

末候「魚氷に上がる(うおこおりにあがる)」

暖かくなり湖の氷が割れて魚が跳ね上がる、新暦2月14~18日頃

仕事先に向かおうと家を出た瞬間、目がかゆい、鼻がムズムズ。花粉が飛び回り始めたようです。毎年のことながら、ここから5月上旬位まで、春の憂鬱とお付き合いしなければなりません。

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