絵こよみ「立夏」二十四節気 其の七

二十四節気の「立夏(りっか)」は、次第に夏めいてくる頃。青々とした空と輝く緑、爽やかな風が気持ちの良い五月晴れ。鯉のぼりが、大きな口から空気をいっぱいに吸い込んで、元気に泳いでいます。

田んぼに水が入ると、アマガエルが歌い始めます。オスがメスを恋しがったり、縄張りを宣言したり‥。オタマジャクシもまだたくさん、ゆらゆらと。暫くすると、カエルたちの大合唱が響き渡ります。

 

二十四節気「立夏(りっか)」アマガエル

二十四節気「立夏(りっか)」アマガエル

 

田んぼの気象予報士「雨蛙」。オスが「鳴のう」と呼ばれるアゴの下の袋を風船のように膨らませて「グエッ グエッ グエッ」と大きな声で鳴いて、雨が降るのを知らせてくれます。

 

 

「立夏」における七十二候は 次の三候

 

初候「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」

野原や田んぼで蛙が鳴き始める、新暦5月5~9日頃

アマガエルは変色の名人。周囲の環境(色)に合わせて、自分の体色を変えることができます。青・黒・黄色の3種類の色素を持っており、これらを組み合わせて体の色を変化させます。

草地にいる時は緑色、土や枯葉が多い場所では茶色になったりします。発達した吸盤を持つため、色々なところをよじ登ることもでき、水辺から離れて、木の枝や葉っぱの上で暮らします。

 

次候「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」

みみずが土の中から出てくる、新暦5月10~14日頃

田んぼの近くに転がっている石をひっくり返してみると、虫たちのオンパレード。田畑の心強い味方のみみずも発見。土の中を動き回って通気性を良くし、土壌を肥やしてくれます。

 

末候「竹笋生ず(たけのこしょうず)」

たけのこが頭を出す、新暦5月15~20日頃

たけのこといえば、シャキシャキとした独特の食感が楽しめます。
大好きな炊き込みご飯に、若筍煮とお吸い物を添えて。採れたては刺身にしていただき、天ぷらも楽しみたい。その後は、アイデア次第のチャレンジメニュー。小ぶりでずっしりと、切り口が瑞々しいものを選びましょう。

 

季節の栞 令和三年

初夏_四月_卯月

初夏

旧暦四月(新暦五月)

卯月(うづき)

 

移ろいゆく季節‥、卯の花が咲き始める。

「清和月」などとも呼ばれ、

空が晴れ渡り、風薫る和やかな時。

 

石楠花

 

「花木の女王」とも呼ばれている石楠花(しゃくなげ)の大きく絢爛豪華な花びらが満開です。青空とのコントラストが綺麗なので、思わず下から見上げて見惚れてしまいました。

 

◆ ノート | 暦で、話を咲かせよう。「日本の旧暦」

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