ノートパソコンをもっと楽な姿勢で使いたい…、ということで考えたアイデアを、先日の記事でご紹介したオジヤスに相談しました。ノートパソコン用傾斜箱という名前で、オジヤスとの初めてのコラボです。
パソコンのノートを使う時、サイズも小さめなので、デスク上にフラットに置いて操作をしていると、首や肩や腕がかなりしんどい。どうしても姿勢も悪くなる。少しでも楽になる方法を色々試しました。
そんな中で、少しノートパソコンに傾斜をつけてやると、だいぶ楽になることが分かります。だから、事務所で使用する時は、角材や本などの適当なアンコを置いて、ノートパソコンに傾斜をつけて使っています。でも出先の時は、それはしづらい。
そんな中で、アイデアが閃きます。
出先の時は、そのパソコンの電源コードやマウスなどをソフトケースに入れて持ち歩いています。このケースと上記の傾斜台を組み合わせて考えることが出来れば、一石二鳥となり、出先でもパソコンを楽なポジションで使えるようになります。
ということで、下図のようなイメージのものを作ってみようと思い立ちました。
使用しているノートパソコンは、Panasonic Let’s note CF-W5。
キーボードの操作性や、画面と目線のポジション、そして安定感や重心…、等々を色々と試して、側面の寸法と傾斜角は、上記ラフスケッチを基本に考えました。ポイントは、使用時の荷重に耐えられる強度と、持ち運ぶことを考慮しての軽量化です。
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私のイメージを、オジヤスに伝えて、意見を交わしながらすり合わせ。オジヤスは、早速 年明けに段ボールで試作を作ってきてくれました。
ノートパソコンの電源コードやマウスなどの持ち運びしたいものが、図面のイメージでは入る計算でした。しかし、実際に試作品で試してみると収まりきらないので、全体のサイズを変更。パソコンを置いた時の傾斜の角度は変えたくないので、箱の後ろ側にサイズを伸ばすことに。他にも入れたいものがあるので、思い切って奥行きを35mm伸ばします。
あとフタの留め方は、色々なサンプルなどを見ながら打ち合わせ。簡単に開け閉め出来て、尚かつしっかりと閉まる。試作品ではマジックテープになってますが、もうひと工夫してみることになりました。この打ち合わせを基に、再度試作を上げてもらいながら細部を詰めていきます。
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今年は、オジヤスとコラボして、色んなものを作ってみたいなと思っています。そして、その技術だけでなく、ものづくりに対する心意気みたいなものも学んでいきたいです。今年も、ものづくりに とことんこだわっていきます。