二十四節気|絵こよみ 其の五「啓蟄」

二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」は、春の陽気に誘われて、土の中にいた虫たちが動きだす頃。その息吹を感じながら、美しく晴れ渡る弥生の空の下を散策してみましょう。

「啓蟄」という字を書けますか?一見すると難しそうなんですが、漢字の作りを分解してみると意外と書き易いです。二十四節気の中でも、その風情を良く言い表わしている好きな節気の一つです。

 

「二十四節気(啓蟄)」桃の花

「二十四節気(啓蟄)」桃の花

 

梅の花が咲き、次に桃の花が咲いて、桜の花が咲く。冬から春を迎える移ろいの中で、三様の花の舞いを楽しむことができます。お花見に出掛けて、新生活への鋭気を養いましょう。

 

写真(河津桜)

 

早咲きで知られ賑わう伊豆の河津桜ですが、新型コロナウイルスの影響で外国人観光客も少なくなっており、例年とは異なる風景が…。お花見としては、その風情をゆっくりと楽しむことができたかもしれません。

「啓蟄」における七十二候は 次の三候

 

初候「蟄虫戸を啓く(すごもりのむしとをひらく)」

冬ごもりをしていた虫たちが姿を現す、新暦3月5~9日頃

窓の外から聞こえてくる雨音は、強くなったり和らいだり…。週末の今日は、一日雨模様。姿を現そうとした虫たちも、雨の様子を伺っていることでしょう。ひと雨ごとに、春らしく。

 

次候「桃始めて笑う(ももはじめてわらう)」

桃の蕾がほころび花が咲き始める、新暦3月10~14日頃

東京では、9日から5日連続で最高気温が15℃を超え、11日には20℃を超える暖かさ。桜の蕾の生長が進み、14日、気象庁は靖国神社にある桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表。

 

末候「菜虫蝶と化す(なむしちょうとかす)」

冬を過ごしたさなぎが羽化し蝶に生まれ変わる、新暦3月15~19日頃

東京では、平年より12日早く、昨年より7日早い桜の開花。統計開始後、最早の開花日です。8年連続で平年(26日)よりも早く咲き、2002年・2013年に記録の最早日(16日)を7年ぶりに更新。

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