“所有から共有へ”がコンセプトであるカーシェアリング というカーライフのスタイルの選択に関して、真剣に考える時間を持つことになった。仕事で、カーシェアリングとの関わりが出てきたのがきっかけだ。
現在乗っている車が、20年目を超えて、色々な箇所が不具合のため、メンテナンスが多々必要になっていることも結びついている。
カーシェアリングというスタイルを、よく耳にするようになってから、だいぶ経つとは思うが、明確なイメージでは認識していなかった。その内容に関して詳しく知ることで、少し捉え方が違っていることが分かる。“所有から共有へ” やはり、その一番の魅力は、コストパフォーマンスだ。
車を所有し続けていくためには、様々な経費が掛かってくる。ガソリン代・車検代・日常的なメンテナンス代・自動車税その他の関連する税金・各種保険料・駐車場代…。それらを積算していくと、相当な維持費用となる。
ハイブリッドカー・電気自動車・軽自動車など、その車種によっても違いは出てくるが、いずれにせよ、所有というスタイルにおいては避けられない費用である。
この点においては、カーシェアリングの効用は大きい。
カーシェアリングのもう一つの側面として、社会的貢献度の高さが挙げられる。排ガス削減や交通量の削減等、エコロジー的な意義がとても高い。時代的なキーワードであるシェア(共有)の志向も追い風になって普及していく感もあるが、あとは利便性をどれだけ高められるかが大きな課題であろう。
所有と大差のない“所有感”を形成出来るかがポイントだ。
ビジネスモデルとしては、時代的で、とても整っていると思われる。
しかし、モノに対する所有欲・愛着といった心理的な欲求が強い人たちにとっては、ハードルがあるだろう。